こんにちは!
ワケありセキセイインコ「ヨリ」の飼い主Pです。
暖かい季節になってきて我が家の「ヨリ」は発情しっぱなしで吐き戻しが凄いです。
あれ暖かくなってくると醗酵してにおってくるんですよね。。
みなさまのインコさんはどうでしょうか?
「うちのこ、ずっと卵を産み続けてる・・」
「吐き戻しがひどすぎるし、におってくる・・・」
オス・メス問わず発情のしすぎは体に危険が及びます。
今回はそんな発情のしすぎによる危険性と、抑える方法をまとめました。
発情が続くことの危険性
メスの危険症状
発情してしまったインコのメスは発情が止まらない限り、産卵をし続けたり、卵づまりを起こしたり、殻のない軟卵を産むなどの行動が見られるようになります。
殻のない軟卵を産む
殻を作るのには大量のカルシウムが必要とされます。
連続して産卵した結果、体内のカルシウム濃度が低下して卵を生成するカルシウムが足りず、殻のない軟卵を産むようになります。
それだけでなく他にも様々な症状がでてきます。
いつまでも卵を産み続けることで腹筋が断裂し、そこにヘルニアが形成されることも。
また、肝臓にも大きな負担をかけるため肝臓機能が低下し、その結果羽毛の変形や変色が生じます。
卵づまり
卵づまりも連続した産卵によるカルシウム不足で起きるとされています。
カルシウム不足によって殻のない軟卵ができてしまい、スムーズに排出されないことが卵づまりの原因になります。
オスの危険症状
発情が長く続いた場合、精巣がガン化する可能性が非常に高くなります。
また、自慰行為が増えることで、排出孔を傷つけて出血するケースもみられます。
愛情表現の吐き戻しを頻繁にするオスが、自分が吐いたものを何度も食べるなどをしてカンジタ症やそのう炎を発症しやすくなります。
吐いたエサは細菌やカビが繁殖しやすくなるため、すぐに取り除きましょう。
発情させる原因
長い昼時間
飼い鳥を発情させる一番の要因は昼時間の長さだと言われています。
セキセイインコ、オカメインコ、キンカチョウなど、もともと四季のある土地で暮らしていた鳥にとても影響を及ぼします。
日が長くなったと感じると、体が繁殖のための準備を本能的に始めてしまうからです。
温度
野生の鳥本来の生活では、エサが少なくなる寒い時期には体温の維持にかなりのエネルギーを回すため、繁殖しなくなります。
飼い鳥も基本的には同じで、冬になって部屋の温度が下がると自然と発情しなくなっていきます。
しかし最近では冬場も暖房のおかげで部屋の温度が高い状態が維持されて、飼い鳥の発情を促してしまいがちです。
パートナーの存在
一羽飼いのインコなどが飼い主をパートナーと認識してしまうケースです。
人とインコの絆が強いほどインコは発情しやすくなります。
かと言って極端に距離をあけるとかえってインコにストレスを与えてしまいます。
できる範囲で少しずつ接触を減らしていきましょう。
緊張感のない日常
飼い鳥にとってケージの中は、外敵に襲われる心配もなく、何もしなくても新鮮なエサと水が出てくる環境です。
そんな安心できる環境にいれば「じゃあ繁殖しようか」と考えてしまうのも無理はありません。
発情を抑える方法
発情させる原因にも書いたように、昼の時間が長いと繁殖の準備を始めてしまうので、昼時間のコントロールが効果的です。
飼い主の時間に合わせて生活させるのではなく、外の日が沈んだらインコのケージにもカバーやタオルをかけて暗くしてあげることで、本来の野生下での生活に近くなり、発情を抑えることができます。
これは発情してしまったインコにも効果的で、発情を中止させることができます。
メスの場合は薬の投与もある
メスの場合、それでも発情を抑えることができなかった場合は、薬の投与で発情をコントロールすることができます。
ただしこれは最終的な手段であり投与した場合、過食や肝臓に負担がかかるなどの副作用が生じます。
投与にあたっては獣医師と十分に相談して納得した上で行うとよいでしょう。
- 薬の種類:黄体ホルモン製剤や抗エストロゲン剤などのホルモン剤
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