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セキセイインコが患う病気の症状と予防のまとめ

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[最終更新日:2020年4月1日]

どんなに健康なセキセイインコでも罹ってしまう可能性がある病気や怪我。

病気の種類や症状を知っておくことで早期発見・早期治療につながり、助かる可能性が格段に上がります。


こんにちは!ワケありセキセイインコ「ヨリ」の飼い主Pです。

今回はそんな病気や怪我の症状や予防方法をまとめた記事になっています。

ぜひ参考にしてみてください。


新しい病気や予防法が分かり次第、随時更新していきます!


主な病気の症状と予防

オウム病 人間にも感染する病気

インコだけでなく人間にも感染する病気なので飼い主も注意が必要です。

【症状】

  • インコの場合

結膜が充血し涙目になる、粘着質な鼻水を出す、呼吸困難

  • 人間の場合

高熱、下痢、重症の場合は肺炎


【予防】口移しで食べ物を与えない、ケージ内を清潔に保つこと

マイコプラズマ症

他の病原体と共に発症する病気。
原因はマイコプラズマ細菌の汚染された糞便からの吸引接種や飛沫感染など。

【症状】食欲の低下、結膜炎、くしゃみ、鼻水、呼吸困難
【予防】しっかりとした栄養摂取とストレスを軽減させること

肝不全

【症状】くちばしや爪が長く伸びすぎる、内出血、羽色が薄くなる、体色が黄色みを帯びてくる
【予防】原因は諸説あるものの不明、早期治療が大切

アスペルギルス症

カビの一種が気管や肺に入って繁殖することで発症する病気です。

【症状】開口呼吸、呼吸困難、咳
【予防】飼育環境でカビを発生させない、古い餌は捨てる、ケージ内を清潔に保つこと

PBFD

親鳥からの幼鳥への感染が主な経路で致死率が高い。

【症状】羽軸の異常、抜け落ち
【予防】羽に異常がみられたら早期検査、早期治療が大切

毛びき症

インコ自身が異常なまでに自身の羽を引き抜いてしまう行動。

環境によるストレスや退屈で注意をひこうとするときや、寄生虫やPBFDなどの原因も考えられるため、動物病院での受診が必要なケースも。
換羽をきっかけに始まることもあるので、羽の状態を清潔に保つことが重要です。

【予防】ストレスの解消、静かな環境におく、興味をひくおもちゃを置く、栄養面の見直し等



吐き戻しによる病気の症状と予防

そのう炎

餌をため込む「そのう」という部分が炎症することで発症する病気。
手乗りインコが罹りやすく、ヒナへのさし餌時によるヤケドが原因になることも。

【症状】悪臭を放つ吐しゃ物の嘔吐、吐血、首の付け根あたりの充血、等
【予防】古くなった餌や吐き戻した餌を放置しない、放鳥時に余計なものをクチにさせない

食滞

餌が胃へ送られずそのうで止まっている状態。
応急処置としては、スポイトでぬるま湯を飲ませてから胸部をゆっくり優しくマッサージし、止まっている餌を胃へ流すように促してあげます。

【症状】前胸部が膨れることによる呼吸困難、餌が食べれず衰弱
【予防】清潔な飲み水をきらさないこと、寒い場所にケージを置かない、環境や餌を一気に変えすぎないこと



栄養不足による病気の症状と予防

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基本的には緑黄色野菜やボレー粉などで予防することが可能な病気です。
日々の食事で栄養面が心配な方は緑黄色野菜やビタミン剤などを与えてみてください。


www.piyo-yori.work


ビタミンA欠乏症

主食が種子食(シード食)のみの場合にみられる病気。

【症状】目の周りの晴れ、鼻水、鼻孔の閉鎖をともなう呼吸器疾患
【予防】にんじんなどの緑黄色野菜を与え、場合によってはビタミン剤も与える

カルシウム欠乏症

過剰な産卵によるカルシウム不足や、高脂食によってカルシウムを阻害されることによってみられる病気。

【症状】動きが鈍くなる、だるそうにする、翼が垂れ下がる
【予防】カットルボーンやボレー粉を欠かさない。また、日光浴をさせビタミンDを生成させる

ヨード欠乏

【症状】気管上の肥大した甲状腺の圧迫による呼吸困難
【予防】種子食の場合はカットルボーンやボレー粉を欠かさないこと



外傷による怪我と予防

骨折

鳥類の骨は、飛翔の関係で軽く薄いため骨折しやすい造りになっています。
出血する場合もあるためタオルを敷いたキャリーケースに入れて動物病院で受診しましょう。

【予防】カルシウム不足の予防、放鳥時は目を離さない、壊れたおもちゃの撤去

やけど

主に放鳥中、ストーブや鍋のお湯に着地することが原因になります。
すぐには症状が現れないことも多く、ショックやは肺血症などで絶命することもあるため、早めの受診が大切です。
また、ヒナはペットヒーターによる低温やけどをする可能性もあります。

【予防】放鳥時は目を離さない、キッチンにいれない、ストーブは片付ける

新生羽出血

換羽で新しく生えてきたばかりの羽は軸の部分に血液が通っているため、その部分が折れると出血につながります。
そうなってしまった場合は出血している部分を抜いたり、縛ったりします。

【予防】羽切りをしない、怪我をしない環境を作る

胃内異物

放鳥中に異物を誤って飲み込んでしまうことを挿します。
運がよければフンと一緒に異物が排出されることもあるが、胃や腸にとどまって排出できない場合、食欲不振に陥り次第に衰弱します。

【予防】放鳥中は目を離さない、インコにとって危険なものは事前に取り除く、等


熱射病

夏場や気温が高い日の締め切った室内に放置することで発症。
また、ヒナや病鳥の保温ケースで保温時の温度上昇等でもなる可能性があります。

【症状】高体温による開口呼吸、縮羽、開翼、開脚など
【予防】飼育部屋や飼育ケースの温度管理の徹底



自力治療を考えているあなたへ

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自力での治療はかならずしも間違いではありません。

しかし、症状の改善が見られず日に日に弱っていく姿を目の当たりにすると


「最初から動物病院にお願いしておけばよかった…」


と後悔することも事実です。
あなたへの精神的負担も相当にあります。


自分では無理そうだと思ったら、まずは動物病院に連絡をしてみてください。
動物病院へ行けば助かる命もあります。


決して無理はなさらないよう。

動物病院・トリミングサロンの検索・予約サイト【EPARKペットライフ】



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